【LoL】東アジアeスポーツチャンピオンシップのLoL大会が終わったけど……
全試合ボコボコ
先日、「東アジアeスポーツチャンピオンシップ」が行われた。日中韓の三カ国で行われたE-sports大会だ。
全5種目。格ゲーは無し。
「PUBG」「ウイイレ」などに紛れて「LoL」もある。「アラド戦記」まであったのには驚いたが、私はLoLプレイヤーなのでLoLの配信のみを見ていた。なぜか決勝戦以外に日本語放送が無かったのに首を傾げたが、まぁ海外の配信を見れば良いからそれはいい。我慢しよう。
そして先日、LoLの全日程が終了した。ちなみにだが戦ったお互いの選手は2軍(或いは1軍の控え)である。互いにアカデミー選手だ。
中国(LPL)が全戦全勝。
韓国(LCK)が2勝2敗。
日本(LJL)は全戦全敗。
決勝戦は中国vs韓国で韓国の優勝。個人的にはサポートの選手が記憶に残る名試合だった。バックラインに飛び込もうとするケネンをレオナのウルトで的確に止めるとか。
さて、この試合結果を日本人の皆さんはどう受け取っただろうか。
やはり日本が勝ってほしかったというのが本音だろう。私だってそうだ。日本が勝ってほしかった。
しかし、全試合リアルタイムで視聴していたのだが「1勝は99%無理だろうけど善戦できれば万々歳だな」という評価だったため、全敗することに何の感情も抱かなかった。
「日本には勝ってほしい」と願い、応援はしてた。
けど、負けて当然だと。
おそらく私以外にもLoL情勢に詳しい人は同じ様な下馬評を下していただろう。というのも、日本はLoLという世界的に有名なEsportsにおいてマイナー地域だからだ。
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10月にLoLの世界大会(WCS)が行われるが、メジャー地域と呼ばれる強豪国からは最低でも2チーム以上が「本戦」への出場が保障されている。
一方のマイナー地域は、サマーシーズン優勝チームしか出場できない。たったの1枠。しかも、マイナー地域の優勝チーム同士で戦い合う「予選」を突破しなければ本戦に進むことすら許されないのだ。おまけにこの予選にはメジャー地域3位のチームが立ちはだかる。
日本は今まで予選を突破して本戦に出場したことは一度もない。過去一度もだ。それくらいメジャー地域とマイナー地域の壁は分厚いことを、LJLシーンを追いかけていた人は重々承知している。だからこそ日本が負けても「そりゃ負けるよね」としか思わないのだ。
それでなくとも中国・韓国ともにLoLでは強豪として知られている。
余談だが、日本のLoL大会「LJL」に出場している全てのチームは、韓国人を二人チームに入れている。必ず、全てのチームが、二人の韓国人を入れているのだ。これは「海外の助っ人は二人まで」という制約があるから二人までで済んでいる。もしも外国人枠が無制限に撤廃されたら全員韓国人のチームが出来上がってもおかしくないだろう。NAもEUも当たり前のように韓国人を入れているチームが多い。
LoLを語る上で韓国は欠かせない。それくらい韓国という地域は強豪であるというこだ。
そんなわけで韓国と中国を相手に全戦全敗については特に語ることはない。なるべくしてなったという感想だ。
そう、負けたことについては無感情。負けたことについては残当。
ただそれ以外で少しがっかりしたことがある。
それは負け方。
なんと全試合が20分に到達することなく終わったのだ。
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20分という最低ライン
LoLは平均試合時間25分と言われているとても長いゲームだが、配色濃厚であれば15分からサレンダーできる。5人全員が「サレンダーしますか?」という問いに「YES」と答えればその時点でゲームは終わる。そのため「15FF(Forfeit)」という用語があるくらいだ。
これが20分になると、5人中4人が「YES」と答えればサレンダーになる。満場一致から多数決になるわけだ。
このゲーム開始から20分というのは、バロンと呼ばれる大型モンスターがポップする時間になる。
バロンを倒した側のチーム全体に強力なバフが付与されるため、逆転の一手になり得る劇薬だ。逆に勝っている側が手にすればそのまま試合を畳むことができる追い風となるだろう。
そして本大会の対日本戦において、中国と韓国は一度もバロンを手にすることなく日本に勝利した。いや、そもそもバロンを取り合うファイトが一つの見所でも有るのだが、それすらなく負けたのだ。全4試合において、逆転の一手を取り合う戦いすら許されなかった敗北。
清々しいほどの敗北に、もうため息しか出ない。負けることは分かっていたがここまでコテンパンにされるのかと。
……まぁ負けたものは仕方がない。なによりこの大会は親善試合の意味が強いし、この4試合を戦った選手達にとって、得るもののあった有益な試合になったことだけを私は願っている。
日本のeスポーツに幸あれ。
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