【ガーディアンテイルズ】ガデテルは鬱とパロディに溢れてる
鬱ゲー
最近2Dアクションソシャゲの「ガーディアンテイルズ」を始めました。
可愛いドット絵に惹かれたのと、2Dアクションゲーをあまりやったことが無いので試しに手を出してみた感じです。
ちなみに私の推しは「マリアン」ちゃん!ケツみたいな口しやがって……!
運営元は「Kong Studios」。調べてみると韓国企業らしいです。日本に展開するにあたり中国企業の「Yostar」と手を組んだらしいですが、大本はKongStudiosだそうな。
それを知った私は「あ~韓国企業……通りでね……」と1人納得しました。
みなさんは韓国映画と言えば何を思い浮かべますか。「ベテラン」「アジョシ」などの後味すっきり系もいいですが、私は「殺人の追憶」「パラサイト」「コクソン」などのモヤッとするような鬱要素たっぷり後味ゲロゲロゲーな映画を連想してしまいます。
ガデテルも例にもれず、まぁまぁ欝要素強めです。
見た目はドット絵のファンシーで可愛らしい2Dキャラで誤魔化していますが、ストーリーをちゃんと読もうとするとがっつり鬱です。ていうかキャラクターでごまかせてる気が全然しない。
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一例を出します。
4章はディストピアな宗教国家が舞台で、教祖が暴虐の限りを尽くしています。唯一「楽園」と呼ばれる場所では人権が保障されるとか。
その4章4ステージ「楽園の入り口」。
父親が妻と娘二人のために一生懸命働いて手に入れた「砂漠通行証」。これがあれば「デザートオアシス」と呼ばれる楽園に行き、人権の保たれた幸せな生活を送るはずでした。しかし通った先は「楽園」ではなく「地獄」━━━━。
門を通った先で主人公が目撃したのは、娘二人を逃がすために立ちふさがった母親をザコ敵が射殺したところでした。ザコ敵を蹴散らすと母親の遺体に泣きつく娘二人。父親はどこに行ったのかと楽園の入り口を探してみると既に事切れている父親の遺体が。
しかも意地悪いのが、楽園の入り口に入る前に父親が「砂漠通行証」を落としてしまい、それを主人公が拾って返すシーンがあるのです。その時に「親切に返す」「返さずにしらを切る」という選択肢が現れるのですが、そりゃみんな「親切に返す」を選びますよね。もしもあの時、私が「返さずにしらを切る」を選べていたら、あの親子は死なずに済んだのでは……そう考えてしまうのです。
あの親子を殺したのは私。これがマジで精神にキました。
こんなのほんの一例です。
そもそも4章の始まりが「暴君と呼んでも差し支えない教祖に拉致された女の子を助けるために暴れた男が牢屋から脱獄する」ですからね。ディストピアな世界観とストーリーと敵キャラがもう北斗の拳まんま。ザコ敵の奴ら、バイク載って現れるしジャギみたいなヘルメット被ってるし。ラスボスはどちらかというと「マッドマックス」かな?
とにかく死ぬます。
人が死にます。
バンバン死にます。
メインキャラ・モブキャラ問わず死にます。
メインストーリーだけでなく、サイドストーリーでも死にます。というかサイドストーリーのが死にまくりの欝要素たっぷりかも。
そういう韓国映画を見たような、というか韓国の闇の片鱗を味わった気分でした。
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パロ要素たんまり
あとは「北斗の拳」で思い出したけどパロディが多いかな。
例えば3章のラストでは「姉妹が力を合わせてラスボスの仕掛けを解くけれど代償に石化」というシーンがあるのですが、そのシーンがどう見てもFF4のパロムとポロム。ソヒというキャラクターが石化を解除しようと試みているのですが、テラが「ブレイク」で解除しようとするシーンとダブつきます。
他にも、木の杭に刺して移動できるアイテムがどう見ても64ゼルダの「フックショット」。各地域を転々とする女吟遊詩人が「いいから私の歌を聞けぇ!」とセリフを言いつつ歌う曲が「覚えていますか、手と手が触れ合った時」などとごった煮マクロスをやり始めたりします。デイリーイベントで車を壊すのはストリートファイター2ですし、「膝に矢を受けなければ!」なんてのはSkyrimの衛兵です。
日本海外問わず、とにかくゲーム・アニメのパロディが多いです。もしかしたら私が気づかないような海外のパロディもありそうです。
とにかくパロディ尽くしで、ゲーム・アニメが好きなオタクは思わずニヤリとするか、もしくはウンザリするかのどちらかでしょう。
とりあえずガーディアンテイルズは総合的に面白いっちゅーことです。鬱あり、パロあり、救いなし!以上!
あ、もちろんアクション要素も面白いですよ!運営様!バンザイ!
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