raioncatのゲーム日記

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主にゲームに関することを書いています。たまにゲーム以外も書きます。

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【LoL】honorが欲しい。味方にありがとうの気持ちを伝えたい。

なぜhonorがなくなったのか

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 長時間の試合になった際、大抵の場合は誰かがミスをするとピンを連打したり、心にもないチャットをして空気が悪くなったりギスギスするもの。

 しかしこの日、私はとても良いチームメイトに恵まれた。最終的に試合時間は41分にも渡り、私はADCとしてジンクスを使っていたのだが━━━━。

~試合序盤~

 まぁレーニングはピックの時点で覚悟してた通りカルマとエズの凶悪ハラスに涙を流していたが、なんとかブリッツと上手いことやっていい感じになった。しかしブリッツがモビリティを履いてからはマップ全体を縦横無尽に走り回り始めたのでタワーは明け渡すことに。

 この時点で私にキルは入ってきていない。けれどもちょいちょいキルには絡めているので0/0/5というなんとも微妙なスコアになっている。マップ全体を見るとどうも味方が勝っているようで空気は良い感じ。

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~試合中盤~

 ここら辺からムンドーが死ななくなった。クラーケンスレイヤーとルナーンハリケーンと重症アイテムを積んだジンクスの攻撃を耐えきり、ものの見事にフロントとしての役割を果たしていた。こちらのチョガスも負けてはいないが、あまりにも硬すぎる。

 そして事件が起こった。

 ムンドーが倒せず、それどころかこちらが私がとんでもないミスを犯してしまいバロンが取られてしまった。私はミッドのインヒビタータワーを後一発で壊せるというところでAAミスをしてしまい、壊せずにデッドしてしまう。そして敵はそのままバロンへ直行。

 やってしまった。

 私は思わず顔を覆った。

 予定では、タワーを壊してからジンクスのパッシブで足を速くして即退散する予定だったのに。AAをミスったのが全てだ。

 この時ばかりはどんな罵詈雑言でも受け止めるつもりだった。ピン連打も甘んじて受け入れよう。味方にはそれをしても許される大義名分があるのだから。

 しかし味方は私にピンを鳴らさない。チャットもしない。淡々とバロンミニオンを処理してタワーの防衛をしようと務めている。

 それどころか味方のエリスがこんなチャットをした。

「ゆっくりでいい。ジンクスが育つまで待とう」

 味方が、私がムンドーを倒せるようラストウィスパーを買うお金を集め始めたのだ。エリスはラプターと赤バフをくれて、ミッドのCSも全部ゾーイが譲ってくれた。

 私のスコアはこの時点で1/2/6と奮わなかった。デッドはしていないがそれ以上にキルを取れておらず、ADCとしてのスコアとして見ると芳しくない。

 そんな私に味方が期待を寄せてゴールドを集めさせてくれていたのだ。

 課せられた仕事は、ダリウス&シンジャオという後衛を壊滅させる能力を持った相手をいなしながらムンドーを倒すこと。

 プレッシャーが重くのしかかった。二度目の失敗は許されない。私がやるべきことは多い。

 けれど、それ以上にこのチームの期待に応えたいという気持ちが上回った。誰もネガティブな言葉を吐かず、それでいて勝とうと必死になっている。負けられない。いや負けたくない。

 私はUziでもYutaponでもないが、ADCとしての仕事は全うして見せる。味方に勝利をプレゼントしたい。そう心に誓いながらこの試合を続けた。

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~試合終盤~

 私のスコアは3/3/10。地道にキルを拾っていたが、キャリーとして見るとあまりに悲しすぎる。

 対する相手のエズのスコアは11/3/5「相手のエズ強すぎ。こっちのジンクス弱すぎ」。項垂れてしまうスコア差がついている。

 それだけでなくバロンは二度も取られ、火ドラソウルまで取られる始末。

 端から見ると勝ちの芽は絶望的である。普段ならサレンダーを入れて投げやりになる味方がいてもおかしくない。

 それでも味方は愚痴一つ言わずに頑張った

 無論私も頑張ったが、やはりムンドーが倒せないシチュエーションが圧倒的に多かった上にエズのスコアが絶望的だったので、私に愚痴をこぼさなかった味方がとにかく頑張っていた━━━━というか耐えていた。

 そして忍耐が結実する時が来る。

 堪え難きを耐え、忍び難きをしのんだ私の装備は完成されており、シンジャオやダリウスが脅威に感じられず、遠くからロケットを構えて敵を右クリックするだけの簡単なお仕事になっていた。

 なにしろ相手の構成的にハラスやファイトは強いものの、決定的なまでにキャッチ能力に欠けていたからだ。

 そうしてにらみ合いをしている最中、私たちはちょっとしたことでムンドーを倒した。相手のミスだ。そのままなし崩し的にバロンが始まった。そしてバロン前で敵がちょっかいをかけてくるのだが、ムンドーという凶悪なフロントがいなくなったことで敵が全然前に出てこない。エズのハラスでこちらの体力が全員3割以下になっていても誰も前に出てこない。

 誰も、何も、キャッチができないからである。スティールを狙ったシンジャオが果敢にも立ち向かってきたくらいか。

 後は流れでミッドをぶち破って勝った。情緒も何もない。40分も試合をしていれば誰でもミスをする。ムンドーは最後まで壁として立ちはだかったが、壁をぶち破れば簡単に勝ててしまったのだ。

終わりに

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 そんなこんなで有終の美を飾ったわけだけども、最終的に私のスコアは5/3/14。まぁ対面のエズと比べると酷いものである。

 それでも味方は私に愚痴を何も言わなかった。ピンも鳴らさなかった。それどころか鼓舞してくれたし、ゴールドも優先的に集めさせてくれた。

 試合が終わり、10秒ほど放心をしていたが味方一人をMVPに選ぶ画面になる。

 さて、ここで迷った。

 ADCの相棒でありイニシエートの役割も受け持ったブリッツ。自らのビルドを犠牲にしてでも優先的にゴールドを集めさせてくれたゾーイとエリス。フロントラインとして、そしてダリウス相手という辛いレーニングを乗り切ってくれたチョガス。

 全員に上げたかった。私も最後まで頑張ったけど、私が頑張れたのは味方が私を信じてくれたからだ。その信頼に応えようと頑張れたのだ。だから私以外の全員がMVPになる権利がある。試合終わりの「GG」だけでは物足りない。チャットだけで済ませたくない。

 一方、相手チームはリザルトのチャットで揉めていた。特にムンドーに対して非難が殺到していた。最後の最後でムンドーがミスをしたからだ。

 それが試合の勝敗に直結したという訳ではないし、ムンドーが倒されたことで緊張の糸が切れたように、相手が立て続けに甘い動きをし始めたのが要因として大きいだろう。だからムンドーだけが悪いという訳ではない。

 それでも誰かを責めたくなる心情が生まれるのは、LoLのランクをやったことのあるプレイヤーなら分かってくれるだろう。

 そして幸いなことに私たちのチームにはそれが無かった。

 改めてリザルト画面のチャットを見て、私は良いチームメイトに恵まれたと心よりそう思う。だからこそ味方全体にいいね!を押せる「honorが欲しい」という話に繋がるのでした。あれなんで無くしたんだろうね。

 長話に付き合ってくれてありがとう。あと味方にもありがとう。

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