raioncatのゲーム日記

raioncatのゲーム日記

主にゲームに関することを書いています。たまにゲーム以外も書きます。

◇MENU

【PUBGモバイル】他のゲームの企業対抗戦よりも面白かった

大人が本気でゲームをやると面白い

f:id:raioncat:20210705142446p:plain

 いろんな業種の企業さんがゲームで戦い合う「企業対抗戦」は色々あります。例えばスマブラSPでは、各企業さんが浴衣姿で旅館のパーティ会場を貸し切り戦っていました。LoLではお祭というよりも、ちゃんとした大会形式で行われて真剣さが画面前に伝わる試合展開となりました。

 一方のPUBGモバイルでは、現実世界の現代を舞台にされたバトロワなだけあって、 銃撃戦やサバイバル・マクロの部分で優劣が決まるPUBGならではの企業対抗戦となり、別ゲーの企業対抗戦よりも、より一層エンターテイメント要素が強かったです。

 まず大前提として、全員がめちゃくちゃ上手でした。その熟練度に至るまでの経緯もまた涙を誘うもので、インタビューを聞いていると仕事終わりに寝る間を惜しんで練習に取り組んでいたチームばかりです。全チームが本気で優勝を狙っていることがわかります。大人が本気でゲームに勝とうとする。これ以上のエンタメがありますか。

スポンサーリンク

 

 前知識

f:id:raioncat:20210705145653p:plain

退勤!!

 銃撃戦は「撃ち合い」ではなく「打ち合わせ」になり、グレネードは「名刺配布」になります。だいぶ表現がマイルドになりますね。

 負けたら「退勤」扱いとなり、チームが全滅すると画面上部に「○○(企業名)退勤」と表示されます。

 大会は日曜日に行われたため、仕事扱いでお給料が出るか否かが盛んに話されており、「本日は特別業務です」「プライベートで参加しております」といった一言が哀愁と笑いを誘います。

 名前を聞いたことがない中小企業さんや地方の企業さんが、ホンダYAMAHA松竹エリエールといった錚々たる企業を相手に七面六臂の大暴れ。現実世界ではお目にかかれない光景でした。ゲームならではです。

 各企業から代表者が1名ずつ選出され、スクアッドでランダムにチームを組む「4社合同プレゼン」では企業同士の連携・対立が面白く、ある企業の専務がキリングマシーンと化して別企業の社員をキャリーしたり、ある企業の部長が他社のメンバーを車に載せて運転してる時は、転倒して事故らないかハラハラしながら見ていました。また、メンバー2名がダウンを取られてしまいチーム状況が不利になった際は、「社長」の役職がつくプレイヤーが残ったプレイヤーをバイクに載せて走り去ったりと、くすりと笑ってしまうような見どころがたくさん散りばめられていました。

スポンサーリンク

 

 面白シーン選出

 此処から先は、個人的に面白かったシーンの選出になります。

  • 「FOR7」というPUBGモバイルのプロチームを持つ優勝候補「CS enter teinment」の社長さんが、プロ選手に教えてもらったかのようにガッチガチの本場の動きで、橋の上を封鎖して別チームの通行を防ぐ「検問プレイ」を敢行。これでキルしまくってチーム合計キル数20キルの殺戮チームに。かと思えば社長が活躍するたびに「社長、仕事をさぼってPUBGやってる説」「影武者説」が浮上しててコメントは大盛りあがり。
  • 栄泉交通さん(タクシー会社)のチームがダチアを運転中に横転してあわやクラッシュ寸前。しかも橋の上で検問されて車が爆破されてしまい、橋から海に着水したものの全員倒され実況席は大爆笑。
  • DeNAが海岸で倒された際は、本拠地が港町横浜ということもあって、DeNAベイスターズネットスラングであるポジハメくんの顔文字(*^○^*)が流れていて笑ってしまいました。
  • 太田市役所(太田市の市役所チームです!)が残り2名というところからグレネード乱舞で逆転を決めて劣勢を覆したシーンで、「納税グレネード」「税金グレネード」とコメント欄は言いたい放題。また別のシーンにて、太田市役所職員がバウムカウンセリングルームの福祉職員をグレネードで吹き飛ばした時は「ゲームだからこそできること」「現実でやったら大炎上必至」と実況席は絶叫していました。
  • 「4社合同プレゼン」では、富士通サムスン・CS entertainmentと共にドン勝つを飾ったリクルートの社員さんが新人であり、インタビューの最後に自社のプレゼンを行う時間が設けられた時は言葉が出てこず後回しになり、トリを飾った際は「すいません、会社のホームページをちゃんと読んできました」と素直に告白してて笑ってしまいました。
  • 島根に拠点を置くランドルーツは、携帯・モバイルに携わる企業だそうですが、予選を3連ドン勝つで勝ち抜く粒ぞろいの猛者。決勝のコマを進めた際は、同じ予選で戦っていた他チームからは要注意チームとしてマークされていました。しかもプレイヤーが編集長・専務・役員・社長。プロゲーマーでも2連ドン勝つすら難しいのに…。 

f:id:raioncat:20210705143709p:plain

耐久合戦「三浦電気vsプロトコーポレーション

 他にも「パイ太郎」「野郎」「三本か二本」などと名前の由来が気になる名前があったり、また役職として名前の末尾に「社長」「部長」をつけていたり、名前で遊んでいる方々が散見されました。エンジョイしてますね

 試合が始まる前に各企業の社員さんが映るのですが、顔バレを防ぐために馬のマスクをつけている社員さんはフライパンで野球の素振りをしたり、ジェスチャーでわちゃわちゃ動いて上への下への大暴れ。他にもヒーローのコスチュームに身を包んだり、自宅でやってるのか記念にお子さんを映されたり、企業マスコットの人形をカメラの前に置いたり、ワイプ芸にも磨きがかかります。

f:id:raioncat:20210705143956p:plain

ラウンジから応援するスターフライヤーのCAさん

f:id:raioncat:20210705143843p:plain

馬マスクでやりたい放題のNTT西日本

スポンサーリンク

 

まとめ

  まずは優勝し、ドンカンパニーに輝いた凸版印刷さんおめでとうございます!e-sportsに力を入れている企業さんだそうで、チームメンバーの3人が入社11~12年なのに対し、残った一人が新入社員ながらも獅子奮迅の活躍をされていたのが印象的でした。しかも新入社員の彼が10年先輩にオーダーを出している猛者であり、タメ語でも気にするなとアドバイスをされていたそうで、社内雰囲気の良さが画面越しに伝わってきます。

 そして、大会を見終わった後は全ての企業さんに親近感がわきました

 聞いたことのある企業名が出るたびに、「え!?俺が遊んでるゲームを、あの有名な大企業の社員さんもやってるの!?しかも結構ガチで!?」と驚きました。そしてゲーム中は好戦的に銃撃戦を繰り広げていたものの、試合前のワイプ・試合終わりのインタビューではとてもユーモアに溢れており、また口調は丁寧でしっかりとした社会人然とされていて、そのギャップに笑みがこぼれます。

 私達が普段から使ってるキーボードやモニターを作ったのも、スマホが四六時中使えるように通信環境を整えてくれているのも、町中を走る車・バイクも、全ては私達と同じ人間が作っているのだと改めて実感します。感謝の気持ちも産まれますね。

 参加した企業・社員さん、そして大会運営さん、実況とゲストさん。笑い有り、感動有り、とにかく面白い大会をありがとうございました。最高の日曜日になりました。

 

スポンサーリンク

 

プライバシーポリシー