スマブラDXオフライン大会であった優勝賞品「メモリーカード」の謎
プチe-sports
最近、一部の配信者界隈でスマブラSPが流行っている。発売からそろそろ3年も経つというのに再ブームの流れがきているのは、配信者の力こそあれど、それだけスマブラが面白いからだろう。かくいう私も昔はスマブラをめちゃくちゃやり込んで友達を無くしかけた思い出があるのだが、過去の友人関係を話すと個人情報流出になっちゃうので避けておく。
代わりにイトーヨーカドーのようなデパートや、トイザらスのような玩具量販店で、頻繁にオフライン大会が開催されていたことを日記がてら書いておく。
今の子供達には信じられないかもしれないけれど、ゲームキューブが任天堂の主戦力だった20~15年くらい昔はインターネットが今ほど発達しておらず、オンライン大会というものが全くなくて、ゲームの大会というのは「〇月〇日〇時からゲームの大会があります」という新聞の折り込みチラシを見て参加するオフライン大会が基本だった。混乱するかもしれないが、本当に折り込みチラシを見て現地集合していた。任天堂のホームぺージを見るとか、大会を主催するデパートのホームページを見るとかじゃなくてもっとアナログよ。
もしかしたら熱狂的ファンが集合する非公式のオフライン・オンライン大会があったかもしれないが、当時小学生だった私はそんなの知る由もない。少なくとも私はチラシを見て両親に車を出してもらうよう頼んで現地に足を運んでいた。時にはチャリで行ったこともある。
ゲームキューブのマリオテニスやスマブラDX、プレステ2の太鼓の達人、ムシキングのような筐体カードゲーム━━━━。
様々なゲーム会社の、様々なゲームの大会が、オフラインにて行われていた。ただの腕自慢大会。されど任天堂公式の大会。Eスポーツの先駆けと言っても過言ではない。
ちなみに私の戦績だが、これまた当時参加していた人たちに身バレしてしまう可能性があるので伏せるが、とある二つのゲームの大会を優勝したことがある。もちろん負け越しが多い。
そしてなんでこんな話をしたのかというと、スマブラDX大会のことで疑問に思っていたことがあるからだ。
デパートや玩具量販店で行われていたゲームキューブのスマブラDX大会。キッズ部門・大人部門に分けられていたり、あるいはそんなの区別をつけない年齢無差別級として開催されていたりしたのだが、どの部門であろうと優勝賞品は「メモリーカード」だった。
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外付けセーブデータ
写真右のケース上にある四角い二つの物体。これがメモリーカード。
現代のゲーム機では、データをセーブするにはセーブポイントに行ってそのままセーブをするか、或いはオートセーブかの2択が主流である。しかしゲームキューブやプレステ2では外付けメモリーカードをゲーム機にセットしなければセーブできない。もしもメモリーカードがない状態でセーブしようとすると、「メモリーカードが刺さっていません。このままだとゲームのデータがセーブされません」と警告が出るのだ。
ゲームキューブを持っている友人の家で「スマブラDX」を遊ぼうとしたら、スマブラDXのソフトを持っていけばいい。ただし、セーブデータはメモリーカードに保管されているので、メモリーカードも持っていかないとキャラ・ステージは出現していない状態となる。そのため、友人とゲームキューブやプレステ2で遊ぼうとしたら、ソフトとメモリーカード両方が必須だったのだ。「ソフト+メモカ+コントローラ」のゲームセットが詰め込まれたバッグを背負ってママチャリを漕いだ記憶が懐かしい……。
メモリーカードがどういうものか知ってもらえたところで本題に入る。
スマブラDXのオフライン大会では「メモリーカード」が優勝賞品だった。私のスマブラDX大会は2回戦敗退が最高到達地点だったため、残念ながら優勝賞品のメモカを手にしたことが無い。
あれは何だったのだろう。
いやメモリーカードというのは分かっているのだが、中身が気になる。なんか特殊なシールが貼られていた記憶があるし、普段使っているグレーのメモカと違い、黒っぽいメモリカードだったような記憶もする。優勝賞品だけあって外観の特別感が凄かったのだ。きっと中身も凄いに違いない。
そしてこういう時はネットを頼るに限る。
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メモカの中身
私は早速スマブラDXのウィキペディアで調べてみた。すると━━━━。
また、フィギュアには「シークレットフィギュア」という通常プレイのゲーム中では絶対に手に入らないものが存在し、『マントマリオ+ヨッシー』と『マスクを脱いだサムス』というフィギュアが公式大会などで配布された。
なんてこったい。あのメモリーカードの中身は普通だったら手に入らないフィギュアデータがあったのか。
そしてこの頃からゼロスーツサムスの立体があったのか!!!!!!
うーん……私の思っていたゼロスーツサムスと違う……。いやまぁマスクを脱いでるから嘘ではないんだけども……。
しかし私の長年謎だった、優勝賞品のメモリーカードの謎が解けたのでよしとする。そして私が参加していた大会は、全て公式大会であることも知れたのでホッとした。
ちなみに「全キャラ解放メモリーカード+スマブラDX本体」がメルカリで2000円前後で売られていたので、もしかしたらこの優勝賞品メモリーカードはもっと高値で取引されてそう。優勝経験のある猛者はこのメモカを大切に保管しておけば、30年後ぐらいの「なんでも鑑定団」に出演できるチャンスかも!
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